イスラム教はムダ毛処理が義務！？宗教とアンダーヘア事情

海外に目を向けると、毛のこと1つをとっても考え方はさまざま。国によっては、毛の処理について法律で定められています。今回は、そんな世界の脱毛事情を見て参りましょう。

これがアタリマエ？世界の脱毛事情

現代において、ムダ毛を放置しているのはエチケット違反と考えられてしまってもおかしくありません。実際に、旅行や出張、留学などで異文化に触れる中でムダ毛に対する考え方のギャップに驚く人は少なくないのです。
また、国を超えてお付き合いしたり結婚する人は、その考え方の違いに頭を悩ませる人も…。

アメリカでは…

たとえばアメリカでは、VIOラインの脱毛が盛んに行われています。脱毛方法も、日本人はレーザー脱毛をイメージする方が多いかもしれませんが、主流なのはブラジリアンワックス脱毛です。
毛の色が薄いためか、ワキ毛や腕毛よりもVIOラインの脱毛を優先する文化のようです。また、アンダーヘアの脱毛は男性も女性も行います。

日本・韓国では…

アジア諸国の中では、日本と韓国は脱毛に対する意識の高い国として知られています。 特に韓国は美容大国と言われていることもあり、脱毛は必須のようです。

中国では…

一方お隣の中国は、ムダ毛という概念が存在しないと言われるほど脱毛に関心が薄い国です。伝統的に、脇毛やすね毛は体の一部で、恥ずかしいものではないという考え方だからだそう。中国の半数の女性は、ワキ毛を剃らないというアンケート結果もあります。
大都市でもムダ毛処理をせずに露出した服を着ている女性もいますが、外国人と接する機会の多い職業では脇毛を剃るようにとあらかじめ指導されるケースもあるようです。

このように、脱毛に対する考え方には国によって違いがあります。この考え方は、宗教によって左右されることもあります。

脱毛が義務？宗教と脱毛の関係！

脱毛に関する決まりがある宗教は、イスラム教です。 「VIOラインの毛を剃ること」「ワキ毛を抜くこと」が、預言者であるムハンマドの教えとしてイスラム教の聖典『コーラン』に載っているというのだから驚きです。

この衛生管理と清潔を保つ文化は、古代から守られてきました。 ムスリム(イスラム教の教徒)は、下着やデリケートゾーンをできる限り清潔にすることが求められているため完全にアンダーヘアを剃毛します。

ムスリムの人々もトイレの後にはトイレットペーパーを使用しますが、一般の家庭ではトイレに水の出るホースや水差しが設置されていて、左手を使って水でさらにきれいにしなければいけないとされているのです。
ワキ毛についても同様で、脇は汗や汚れが蓄積する場所とされるため、抜毛(剃毛でも可)することが決められています。最低でも40日おきに、これらの脱毛処理を行わなければいけないのです。

イスラムの脱毛文化は、かつてから蔓延していたシラミや感染症を抑えるためだと言われています。

逆に剃ってはいけない毛も！

 

Djnan Zaphiraさん(@djnanzaphira)が投稿した写真 – 2016 8月 17 12:22午後 PDT

余談ですが、さらにイスラム教は毛に関する細かい決まりがあり、実は眉毛を剃ることが禁止されています。コーランには「顔に刃物を当てること」が禁止されているためです。

直接カミソリをつかって眉毛やヒゲを剃ることができない厳格なムスリムの人々は、細いナイロン糸をつかって器用に抜くのが主流になっています。

イランでは数年前、体のラインがはっきり出る服装、露出の多い服装、ワックスで固めた髪型、男性の眉毛整形といった“欧米ファッション”が流行しました。しかし、これらのイスラム的でないファッションはイスラム法に反します。

この流行で、約3500人が警告を受け約200人が逮捕されることになってしまいました。「脱毛」ひとつとっても、世界には様々な価値観が存在するということを知ることができたのではないでしょうか？

「ムダ毛」に関する価値観は国によって大きく異なる！！

いかがでしょうか？国や宗教によってはムダ毛を無くすことが義務付けられていたり、無くしてはいけない毛もあったりと価値観が大きく異なることがわかりましたね。

無宗教の日本ですが、海外の価値観を考えるとムダ毛、特にアンダーヘアは無くても良いのかもしれません。これを機に脱毛を検討してみてはいかがでしょうか？
リゼクリニックでも随時カウンセリングを行っておりますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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