受け継がれる!? 美容脱毛。 脱毛の歴史と起源を解明♡

今では、私たちにとってマナーになりつつある脱毛の歴史について紹介していきたいと思います。そもそも脱毛の起源はどこにあると思いますか？ここ40～50年程の歴史なのでしょうか？それとも、欧米の文化を積極的に取り入れはじめた明治時代くらいからなのでしょうか…。今回はその気になる真相についてお伝えします。

世界と比べる、日本の脱毛

脱毛の歴史を紹介する前に、日本とその他諸外国の脱毛に対する考え方のギャップがあるということを知っておく必要があります。日本では、医療脱毛を行うクリニック以外にも、脱毛を行うためのサロンが各所に存在するように、「脱毛」＝「美容」の意識があります。一方、欧米ではムダ毛を処理しないことは不潔なことだと考えているため、例えば欧米人はアンダーヘアを全て処理する、“ハイジニーナ脱毛”が主流です。

このように、特にVIOラインが顕著ですが、海外では脱毛が義務のような意識になっている人々が多いのに対し、日本人は「自分を高める」というスタンスで脱毛を行っている人が多いのです。

太古の脱毛

では、脱毛の歴史について見て参りましょう。世界をみると、その起源は紀元前3、4,000年まで遡るといいます。古代オリエントの地中海や中東のあたりでは、硫黄や石灰、デンプンを含んだ脱毛剤が使用されていました。

紀元前30年には、エジプトの女王クレオパトラも砂糖やレモン汁、蜂蜜で作られた脱毛剤でムダ毛を処理していたことが分かっています。この方法は、現代のワックス脱毛に近いものです。古代エジプトでは、青銅製のカミソリなども用いられていたといいます。

イスラム文化圏では、聖典コーランに「ムダ毛は不潔」と記載されており、今でも脱毛はマストになっています。

日本の脱毛の歴史

脱毛は、世界的に古くから行われていることが分かりましたが、日本ではいつ頃から脱毛が習慣になってきたのでしょうか。

日本では、枕草子や源氏物語に脱毛に関する記述があり、その歴史は平安時代に遡るといわれています。平安時代の女性が目と眉の間が広く開けて化粧をしているように見えるのは「引眉」と呼ばれ、皆さんも歴史の教科書で見覚えがあるかもしれません。この引眉は、抜いたり剃ったりして眉毛を整えてられていました。

江戸時代に入ると、脱毛の方法は抜く・剃るという方法から変化していきます。上流階級の遊女である花魁は、アンダーヘアを2つの平らな軽石で挟んで擦ったり、線香で焼いて整えました。

手足の毛も、木の実から取った油と、軽石を砕いて粉末状にしたものを肌に擦りつけることで脱毛していたそうです。お肌が荒れてしまう、と現代の私たちからすると少し恐ろしい手法ですね。しかし、この時代にはヘチマ水やウグイスのふんを使ってきちんとお肌のケアをしていたそうです。

欧米を意識？明治以降の脱毛

明治時代になると、永久脱毛を試みる人たちが登場します。中には、肌に直接硫酸を塗りつけたり、あえて汚れた針で毛穴を刺激して毛穴をふさごうとしたりと、目も当てられない無茶な方法で脱毛を考える人もいました。

19世紀のアメリカでは、眼科医により逆さ睫毛の治療として、電気分解を使って永久脱毛する方法が生み出されました。そして、1916年になるとマルチプルプローブ電気分解脱毛器が発売され、医師だけでなく電気脱毛師も脱毛器を取り扱えるようになったことから、永久脱毛が世に広まります。

日本には、1970年代にブレンド脱毛器が輸入されました。1960年代頃から、西洋のファッションを積極的に取り入れ、女性の脇毛処理の意識が高まり始めたことがきっかけで、美容脱毛の考え方は日本でも一気に広まることになります。

1983年には、現在クリニックで用いられているレーザー脱毛への理論が発表され、1997年に日本もレーザー脱毛器を取り入れました。1999年頃には、メンズエステ市場も急速に広がりました。

深くつながる日本人と脱毛

このように、実は脱毛の歴史を紐解いてみると太古の時代にまで遡ることが分かりましたが、今は脱毛が気軽にできる時代です。脱毛の方法も増え、脱毛自体が普及してきたことから、これから私たちにとって脱毛はもっと”当たり前”のことになるでしょう。とはいっても、ムダ毛の手入れはとても面倒なので、まずは目立つところから永久脱毛を考えてみてもよいかもしれませんね。

リゼクリニックでは、すべての患者様にカウンセリングを行っております。脱毛に興味がある、悩みがある、どこに決めようか迷っている方はチェックしてみてくださいね。
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