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老化と体毛のナゾ!おじいちゃんの「すだれ眉」から考えてみよう!

編集部
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老化と体毛のナゾ!おじいちゃんの「すだれ眉」から考えてみよう!

「すだれ眉」と呼ばれるおじいちゃんの長いまゆ毛。実際にも、お年寄りの中にはまゆ毛や耳の毛が長い方がいらっしゃいますよね。 体毛は、老化とともに徐々に少なくなっていくケースが多いですが、老化するにつれて伸びているこのような場合、老化と体毛の関係はどのようになっているのでしょうか。

老化で体毛が伸びる理由とは?

まず、老化で体毛が伸びる理由に「毛周期の乱れ」があります。

毛周期とは、毛が生え替わるサイクルのことです。これは体毛の生える位置によってそれぞれ異なり、髪の毛の場合は4年程度、まゆ毛は3ヵ月程度となります。髪の毛は切らないと伸び続けます。

一方で、まゆ毛などは切らなくても伸び続けることはありません。

毛周期が適切であると、このように一定のサイクルで毛が生え替わっているのです。

しかし、老化するにつれて、徐々にこの毛周期が乱れてしまいます。毛周期が乱れると、本来は生え替わるために抜けるはずの体毛が抜け落ちず、そのまま伸び続けることになります。

つまり、お年寄りの中に見受けられる長いまゆ毛や耳の毛は、この毛周期による影響の可能性が非常に高いということです。

考えられる要因が他にも

老化によって体毛が長くなる理由として「老化によるホルモンバランスの乱れ」の可能性も考えられます。

ひげやすね毛などの体毛が濃くなる原因は「男性ホルモン」によるものとされています。男性ホルモンの分泌が活発なとき、全体的に体毛は濃くなっていきます。

しかしお年寄りの身体は、男性ホルモンが活発とは言えません。それでも毛が成長してしまう理由は何でしょうか?

その答えは、女性ホルモンの減少によるもの、と考えることで説明ができます。「女性ホルモンが減少し、相対的に男性ホルモンが増える」。この表現がぴったりではないでしょうか。

老化が進むと女性ホルモンが減少し、結果的に多くなった男性ホルモンが長い体毛を生むのかもしれませんね。

他にも、老化した身体の部位を守るため、という見方もできます。目や耳、鼻などは老化すると身体としての機能が低下し、身体の機能が低下した分、保護する必要がでてきます。

このように考えると、まゆ毛、耳の毛、鼻毛が老化とともに長くなるのは、身体を守るための働き、と言えるのではないでしょうか。

老化で薄くなるケースのおさらい

老化によって体毛が伸びるケースがありますが、逆に、頭皮の毛のように、老化で体毛が薄くなるケースももちろんみられます。

この理由は、体毛が生える元となる「毛母細胞」の分裂が低下することにあります。毛根には毛母細胞に栄養素を送る「毛乳頭」というものがあり、体内から毛細血管を通じここに栄養素が送られてきます。これによって、毛乳頭は毛母細胞に栄養素を送ることができています。

毛母細胞に栄養素が送られれば、毛母細胞の働きは活発になり、体毛は正常に生え替わります。しかし、老化するとこの毛乳頭に栄養素が送られにくくなってきます。

毛乳頭の栄養素が不足すれば毛母細胞の分裂は低下し、その結果、新しい体毛が生えにくくなってしまうのです。

老化すると毛穴は大きくなる

老化によって毛穴が大きくなるとされていることにも触れておきます。

原因は、年齢にともなう肌の弾力性の低下です。老化によって徐々に顔はたるみますが、顔がたるむと同時に毛穴は広がりやすくなっています。

老化によって毛穴が広がると、開いた毛穴に汚れが詰まり、老人性にきび(黒にきび)ができてしまう場合があります。老人性にきびを予防するには、毎朝、顔を洗うことが大切です。

話は少し脱線しましたが、この毛穴が大きくなることが体毛の伸びる・抜けるに直接の影響を与えるかはわかりません。しかし老化と体毛という観点からみても、無視できない要因ではないでしょうか?

少しでも若々しい時間を長く

ここまで、老化と体毛について紹介してきました。そもそも、私たちは少しでも若々しくありたいと思っています。

老化の影響を学んだ今こそ、少しでも若々しくいるためにストレスを軽減して、細胞の活動に負担をかけないようにしたいですね!

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