まさか糸で毛を抜く？！現代の糸脱毛【スレッディング脱毛】

スレッディング脱毛を知っていますか？スレッディング脱毛とは、糸で毛を抜く脱毛法です。これは、ジェルを塗布したり機会を当てることがないため、眉や顔などの細かい部位や敏感な部位に適しています。今回は、ちょっと変わったこの方法、「スレッディング脱毛」について紹介します。普段は聞き慣れないこの方法、はたしてどんな特徴があるのでしょう。

スレッディング脱毛とは糸で毛を絡めとる脱毛法

スレッディング脱毛、または糸脱毛と呼ばれる脱毛法は、その名の通り糸で毛を絡めとり、毛を抜いていく方法です。 もちろんサロンなどでは専用の糸やパウダーなども使用されますが、基本的には「絡めとり」ます。

原理も簡単で、例えば糸を1本輪のかたちにし、それをねじったところに毛を挟み、抜く、といった要領です。糸で肌を刺激するため、古い角質を取り除いたり、ちょっとしたマッサージの効果も得られるようです。

スレッディング脱毛の歴史は意外と古い

さまざまな脱毛方法があるこの時代になぜこんなやり方があるのか、と思われる方も多いのではないでしょうか？

このスレッディング脱毛、実はとても歴史が深いのです。そもそも糸による脱毛法は、中国、韓国、そしてインドやエジプト（諸説あり）など、アジアをはじめ世界各国で古くから行われてきたとされています。近年における欧米諸国も、例外ではありません。
しかし、この古来の糸脱毛法は、刺激の強さゆえに肌へ負担も大きく、多くの欠点を抱えていました。
そこで、女性の繊細でやわらかい肌への適用を目指しさまざまな改良が加えられ、誕生したのがスレッディング脱毛です。つまり、長い歴史の中で進化した脱毛方法ということです。

スレッディング脱毛の安さと早さ

スレッディング脱毛は施術の手軽さもその特徴のひとつです。
ご想像の通り、特殊な機器が必要ありません。道具は糸だけです。そのため、たとえサロンで施術した場合でもその費用を抑えることができ、自分で施術すればさらにコストが抑えられます。
また、施術の特性上、かかる時間もとても短く済み、眉や顔の場所によってことなるものの、長くても30分ほどで仕上がる場合が多いようです。

永久的ではないことがデメリット

スレッディング脱毛と、「脱毛」という言葉が使われているからには、カミソリなどで自己処理がいらない程度になるの？と思われがちですが、残念ながらスレッディング脱毛に永久的な効果はありません。
毛抜きを繰り返していくうちに毛が細くなったりする方も中にはいますが、それは医学的には証明できておらず、自己処理のように「毛が生えてきたら処理する」を繰り返す必要があります。

永久的なつるつる肌を目指すなら

いかがでしたでしょうか？これが「スレッディング脱毛」です。面白い方法ですが、スレッディング脱毛はワックス脱毛と比べても、毛抜きをワックスで行うか、糸で行うかの違いになります。したがって、体内の毛を作る組織は無傷です。そのため毛は再び生成されてしまい、永久的な脱毛効果を得るのは難しいでしょう。

毛抜きによるトラブルは、毛嚢炎や埋没毛などがあり、無理に刺激を与え続けてしまうと肌トラブルも起こしかねません。
もし永久脱毛を考えているのなら、眉下の毛なら医療機関で行う針脱毛が、その他の部位は医療レーザー脱毛で永久脱毛してしまうことが最適と言えます。