ムダ毛処理の後の保湿、ちゃんと成分まで見てる？医師が勧める保湿クリームの成分

脱毛、カミソリで剃るなど、ムダ毛処理の方法には様々なものがあります。どんなムダ毛処理を行ったとしても、処理後に肌を保湿することだけは忘れてはいけません。今回はスキンケアに有効な保湿成分について、お医者さんに聞きました。

ただクリームをベタベタ塗るだけでOKと思ってない？

価格が安いから、匂いが好きだからといって、配合成分をよく確認せずに選んでしまうと、かえって肌トラブルを引き起こしたり、乾燥肌が改善しなかったりすることがあります。

保湿クリームを選ぶ際は、水分をしっかりと保持できる配合されているものを選ぶようにしましょう。

医師が教える！ヒアルロン酸・セラミドの意味

保湿成分としてセラミドやヒアルロン酸といったよく目にすると思います。しかしこの二つの成分は、役割が全く異なり、正しい使い方でないと効果が半減してしまうのです。

乾燥肌を救うセラミド！肌の潤いを保つ３つの成分が角質層をケアする

表皮の一番上は何層にも渡る角質層でできています。角質層には肌の潤いを保つ水分と水分が逃げないように張られている油分でできており、油分不足や水分不足などバランスを崩すことによって乾燥肌や敏感肌といった肌トラブルを起こしてしまいます。

そこで、ボディクリームなどで補っておきたいのが、角質層を構成している天然保湿因子（NMF）、角質間脂質（セラミド）、油分です。水分と結合してうるおいを保つ働きをしてくれるのが天然保湿因子（NMF）です。その周りを囲って水分を保っているのがセラミド、そしてセラミドが逃げないように肌表面に膜を張り水分の蒸発を防いでいるのが油分です。

お肌のハリや弾力を保つアンチエイジングにぴったりのヒアルロン酸！

保湿成分としてもう一つ有名なヒアルロン酸。皮膚の中でヒアルロン酸は真皮層に存在しており、角質層よりも深い部分で、エラスチンやコラーゲンと共に肌の潤いを保っています。

このヒアルロン酸が減少してしまうと肌の弾力やハリが失われたるみやシワの原因に…。加齢とともに減少してしまうヒアルロン酸は、お肌の表面からだと真皮まで届かない場合もあるので、なるだけ低分子で浸透力の高いヒアルロン酸を選びましょう。

カサカサな肌の乾燥を救うムダ毛処理とスキンケア

ムダ毛処理後の肌はダメージを受けて乾燥しがち。せっかくキレイにムダ毛がなくなってもカサカサ乾燥肌では魅力も半減です。すべすべもっちり肌を目指すには正しいスキンケアがマスト！ではどういったことに気をつければよいのでしょうか？

乾燥を防ぐムダ毛処理のポイント

入浴後はシャワーで流し皮膚、カミソリ等を清潔にしてから処理する

ついついお風呂のついでに処理しがちなムダ毛ですが、実は浴室は雑菌の温床。カミソリで剃ると目に見えない小さな傷が肌についてしまい、そこから雑菌が入り込んでしまうリスクがあります。

本当は入浴後にムダ毛処理するのが望ましいですが、それもなかなか難しいですよね。そこで、ムダ毛処理は体をキレイに洗い、カミソリを清潔にしてから行いましょう。十分に体が温まると肌やムダ毛が柔らかくなります。そのため力を入れずにキレイに剃れ、肌への負担も軽減されます。

剃毛の際はシェービングクリーム必須！

ボディーソープだと肌に必要な油分まで落としてしまい、乾燥の原因となってしまいます。ですから、剃毛の際はきちんとシェービングクリームを使って行いましょう。

シェービングクリームといえば男性用を思い浮かべますが、女性用も出ています。

37度〜39度のぬるま湯で洗い流す

熱いお湯は過度に肌の油分を奪ってしまうことがありますので、体温と同じくらいのぬるま湯で洗顔を行いましょう。

また、タオルで拭く際は柔らかい素材のものを選ぶようにし、ゴシゴシ擦らずに優しく水気を抑える程度にしましょう。強く肌をこすると色素沈着の原因になります。

化粧水、乳液などの保湿ケアの際のポイント

摩擦は肌トラブルのもと。化粧水や乳液は両手に広げ、包み込むように肌になじませるのがポイントです。

肌が喜ぶ保湿成分を知って、もちぷるの赤ちゃん肌に

うるおいに満ちたみずみずしい肌は、透明感や若々しいイメージを与えてくれます。ムダ毛処理をした後は、保湿がマスト。肌に嬉しい保湿成分を知って、きめ細やかな肌を目指しましょう。